CD評

こんにちは。
渋谷の長坂です。
オンド・マルトノ
この単語をご存知でしょうか?
いかにも怪しい響きのこれ、実は電子楽器。1928年に発明されていらいマニアック街道まっしぐらの素敵な存在なのです。
最近この楽器の世界的な奏者、
原田節さんの音源が非常に熱いデス。
1993年発売のアルバム
「ガーネットガーデン」
の中で繰り広げられる音の飛び交いは必聴。
今となっては非常にプリミティブなオンドマルトノの電子音は、それ故に我々の生活にはびこる全ての電子音のルーツのような質感をもっていてノスタルジックですらあります。
突如起きる音の充満と空虚の繰り返しをしっかり確認しながら音を追ってみてもらいたい一枚です。