何時でもCOOLに!

こんにちは。
原宿店のマイヤです。

1月も過ぎ5月のモッズメイデーも近づき僕らもお客様のコーディネートを考えるのが楽しみになって来ました。
モッズはメイデーの為にお洒落をしているんです。


以前僕が田中社長から聞いた話なのですが、昔は冬が過ぎてもモッズパーカーの裏地のライナーを外さないでスーツの上に羽織り、ストリートに出ていたと聞いていました。

モッズにとってアウターは常に着るものなんです。
今回はそんな「モッズカルチャーのファッションの関連性」をテーマに書きたいと思います。

モッズのファッションでベスパに乗る際に機能性に優れたモッズパーカーがCOOLにキメたスーツを汚さない為と60年代の最先端の国だったアメリカの憧れから第二次世界対戦中にアメリカ軍が着ていたM- 51を羽織るのが当時のモッズにとっての正義の象徴で着ていたのは有名ですね。
(M- 65ジャケットもM- 51パーカーの代用品としても着ていた事もあります。)
それに実はモッズパーカーやM- 65ジャケットの他に着ていたアウターがあるんです。

それはPコートです!

ロング丈のモッズパーカーと比べて丈が短めでアクティブに動け、さらに海軍が着ていたタフなイメージのPコートが当時のモッズにとって愛着されていました。

Pコートを着ているモッズで有名なのは後のグラムロックのスターになるT-REX のマークボランがグラムを始める10代の頃襟を立て細身のデニムにブーツインをしてカーリーヘアで着ている事が有名で、当時モッズの中でもフェイスだった彼のファッションを周囲のキッズ(フェイスに憧れていた人達)が真似していたのが目に浮かびます。

モッズに影響された現代のU.KバンドではBAEDY EYE のリアムギャラガー(元oasis )がデザートブーツにPコート風のジャケットを合わせているのを良く雑誌等で見かけますが、僕の個人的な考えではアクティブに動けるPコートが当時のモッズにとってモダンである都会派を象徴していたのではなかったのでしょうか。

次にストリートで着るのに最も格好良いのはチェスターコートです。
普段からCOOLにキメる事を信条にしていたモッズにとって街中を歩くのにドレスアップの優雅さは欠かせません。

街中を歩く時に肩から腰にかけての逆三角形の背中と肩を優雅に揺らしながら歩き、コートの裾に深く入ったセンターベンツから細いパンツラインを覗かすのがセクシーだったからです!
何時でも余裕とCOOLな雰囲気を演出するモッズにとって、モッズコートやPコートのカジュアルアイテムにないチェスターコートは必要不可欠なんです!!


それに何と言っても!あのポールウェラーが白い細身のスラックスにオールバックの姿で着着こなしているんですよ!!

ポール・ウェラーがチェスターコートを着ていたのは労働者階級から成功した者の証だったのだと僕は思います!

今お店でもカジュアルでアクティブな印象のPコート風ジャケットや優雅さに研きをかけたカシミア混のチェスターコートを展開していますが、ブログを読んでいただいている皆さんも当時のモッズが着ていたイメージでこれからの春の季節のファッションを格好良いアウターを合わせて楽しんでみてください!

モッズファッションにとって一番上に来るトップスは必須です!