美しく散ってみせます。


愛とは何か?
愛こそ世界を奥深くで統べるものです。


今日からウェルテルと呼んでください。


米谷です。

最後は叶わぬ恋の為に自ら命を絶ったウェルテルのごとく、ブルードレスの今期のテーマ花を題材に美しく散ってみました。

「若きウェルテルの悩み」はゲーテが書いた文学なんですが恋に落ちた女性を他の男に取られてしまい最後は自分で命を絶ってしまう物語でWikipediaでも調べたのですがこの本が流行った当時ヨーロッパの若者の間で主人公ウェルテルの着ている服装が流行ったと書いてありました。


僕はこのウェルテルの悩みを書いたいきさつを描く「ゲーテの恋」と言う映画を最近見ました。



内容は詩人を目指す若きゲーテが弁護士の父親の薦めで法律家になる為引っ越した田舎街の教会で歌うロッテと言う娘に惚れ、2人は恋に落ちるのですが、(はっきり物事を言う性格が僕のタイプです)自分の働く裁判所の上司ケストナー参事官がロッテを気に入り求婚をしロッテは貧しい家族の未来の為求婚を受け入れてしまいます。

そして同じ職場で知り合ったイエールゼレルと言う親友も人妻に恋をしてしまうのですが恋叶わずその失恋がきっかけでゲーテの目の前でピストル自殺を選んでしまいます。

ゲーテは自分に詩人として自信を与えてくれたロッテと過ごした恋愛と自殺を選んだイエールゼレルの悲しみを元にこのウェルテルの悩みを書きあげる内容なのですが劇中に出てくるヨーロッパの草原の軽やかな風景がとても綺麗でBGMに使われるオーケストラも一度聞いたら耳から離れられません。 

文頭の詩はケストナーがロッテへのプロボーズをゲーテに相談をするシーンがあるのですが何も知らないゲーテケストナーにアドバイスした詩です。
この詩が決め手になりロッテはプロボーズを受け入れてしまいます。

映画を見ていると1770年代当時のヨーロッパの流行が伺えるのですが男性は首に白いスカーフに白のフリルやプリーツが入ったノーカラーのシャツに淡い光沢のある黄色や薄いブルーのセットアップのベストとタックの入ったパンツにトップスはジャガード織りと胡桃ボタンをあしらったロングジャケットや燕尾服の合わせが良く見られました。
逆に田舎街では茶色やベージュ等控えめなセットアップにトップスも素材違いで似た系統の色のロングジャケットを合わせていました。
ですがどちらも白いスカーフを巻いていて清潔感のある首元のお洒落が印象的でしたが都会人のファッションは柄物や色物が多く、やはり華やかさを象徴している様です。



僕はこの映画全体の軽やかで切ない雰囲気をファッションで美しく表現してみたくなりました。 


物語の主人公ウェルテルが着ている様な明るく軽やかな色彩のポロと花柄のシャツは太陽な下元気に草原を駆け抜ける印象があります。


そして洗いの掛かったパンツの風合いはアクティブな雰囲気を与えます。

このコーデのテーマは「宙に舞う花びらの様に散る」です。


草原を恋人と寝転んだ時コインポケットからチラッと見える花柄の裏地は地面に根強く咲く花の可憐さを表します。

劇中の最後にゲーテは遂に詩人として成功するのですが、散った花からは新しい命が芽生えます。

ウェルテルの様に散るだけではなくこのコーディネートで新しい自分を周りに印象つけましょう!


お店で僕の様に美しく魅力的なファッションを提案させてください!!