ポケットにウェルテル

こんにちは!ウェルテル小林です。
 
先週のブログで書いた、映画「ゲーテの恋」を見た僕は死ぬほどに人を愛するとはどんな気持ちか、とゲーテの切ない気持ちを知りたくてゲーテが書いたロマンス『若きウエルテルの悩み』を読むことにしたんだ!
感情移入して読み出して数分…。
「んっ???眠たくなった」
7行ほど読み出して意味を理解していない事に気づいてもう一回最初から…。
「全然先に進まんぞっ!ダメだっ!こんなんじゃウェルテルの気持ちを理解出来るはずないよっ!」
 
人の気持ちを理解するのは簡単じゃないけど、この本は難し過ぎる…こんなの僕、全然知らなかったよ(汗ッ)
 
僕はいつもならここで挫折しているけど、勉強嫌いのゲーテも頑張ってこの素晴らしいロマンスを書いたんだよな!
僕が悩んでいても仕方がないっ!
ゲーテを見習って、もう少しだけウェルテルの悩みに付き合うことにしたのさっ!
 
それに…、ゲーテの本を読んじゃってる人ってなんかカッコいい気がする!
 
僕は実験します!
 
最近本が好きで、オシャレが好きな僕はこの文庫本をわざとポケットにしまい、街中をゆーっくり歩く!
ポケットからはみ出した本からウェルテルって文字が見えるたびに視線が?
周りには僕がゲーテの本を読んでいるオシャレな人だってバレちゃうんだ!
 
電車にのって僕がつり革をもった瞬間…っ!後ろにいる文学好きの女性にも、完全に僕がナイーブな文学青年みたいに思われて‘ドキッ’ってされちゃうんだよな〜、きっと。
 
その後、僕はカフェに行き、カプチーノを注文する瞬間にその最強の武器である本をさりげなくウェイトレスの素敵な女性が気づくようにテーブルの上に置くのさっ!
 
本をペラペラとめくるしぐさも絵になる!
めくった時の紙の音も心地良く耳に届くし。
流行りの携帯書籍じゃあ本の匂いもしないからダメなんだよなっ!
 
いつもなら30分そこそこで店を後にする僕だけれど、ウェルテルのおかげて1時間以上も長居してしまったよ!
まいったな、ウェルテル!ダンケシェーン!
 
もしマスターが本好きの人で
 
ゲーテの本とか読むんですか?」
 
なんて言われちゃったらそこのカフェのマスターとも仲良くなれちゃうきっかけにもなりそうです!
「ヤバイ!なんだかメッチャオシャレだ!どうしよう!」
 
僕は、見た目だけじゃなくて今後ちゃんとゲーテの本の内容も理解して真実ある男にならなくっちゃな!
 
ウェルテルによって、また一つオシャレになった小林は本日も、『若きウェルテルの悩み』をポケットに入れてウェルテル小林が、ブルードレスでファッションの悩みを解決します!