男らしさ全開なトレンチの着こなし教科書。

こんにちは!スタッフの押切です。
新作のトレンチコート、一目見て思わずウットリし、自分で着てみて、ついつい
気分はフランスのギャング映画、いわゆるフィルムノワールの登場人物の気分に
浸れてしまう、オトナ買い必至の逸品と
手前味噌を承知で断言してしまいます。
イメージは僕は自分が大好きで仕方がないフィルムノワールの巨匠であるジャン・ピエール
メルヴィル監督作『ギャング』に
おけるリノ・ヴァンチュラ。この作品でリノ・ヴァンチュラ扮する中年ギャングの主人公は金塊強奪犯の仲間から密告者の烙印を押されながらも、自分が疑われたことに耐えられない主人公は、己の名誉を汚した男を絶対に許さない。男が守り抜かねばならないものは命ではなく名誉だと、自分の命を賭してまで名誉を重んずる主人公が、ラストシーンでトレンチコートに身を固め、二丁拳銃を携えて、決着をつける。こういう風に書くと
アウトロー礼賛の様に誤解されがちだが、あくまで僕は男として、自分は
仲間を警察に売った密告者ではないんだ!ギャングでも密告者の汚名をきせられたままでいる事に耐えられないプライドの高さに共感してしまう。リノ・ヴァンチュラという役者さんはいかつい風貌に頑健な体つきをしていて、いかにも
昔気質なルールに拘る中年ギャング役が
ぴったりハマっていた。こういう骨のある男がトレンチコートを着て、拳銃を構えると映画の役に血肉が通う訳なのです。リノ・ヴァンチュラ氏は僕も好きな俳優の一人でもあります。
なお、私押切は名古屋にあるエスプリヌーヴォー店勤務になりましたので、
どうか今後とも、お引き立ての程、
よろしくお願い申し上げます。