「OPAM」

こんにちは。
 
ブルードレス福岡店サブレメンニクの熊澤です。
 
インポート祭りは小休憩で、今回は久しぶりの熊澤小旅行レポートをさせて頂きます!
 
先日お休みの際に、軽くBlogでも紹介させて頂いた、
OPAM(大分県立美術館)に行ってきました。
 
一新された建物は、世界的名匠、坂茂の手により、大分の伝統工芸の竹編を模した木組み天井や「新しい刷新」を意味する「白」が、内観、外観を演出し、「日本的モダン」に相応しい建物となっています。
 
開館記念展では、「モダン百花繚乱」とし、世界的モダン作家群の代表作品との「出会い」を創出したいと意味付けられた貴重な展覧会でした。
 
ウォーホル、ルソー、マティスモンドリアンなど作品が並ぶ中で、私が気に入った3つの作品は、
 
1.ガンディンスキー「分割−統一」
 
私のガンディンスキーのイメージは、丸や三角や直線を中心に、
ハッキリとした色合いで緊張感のある作品でしたが、
この作品は、色合いはシックで砂という異素材を組み合わせた、普段目にしない作風に新しい一面を見ることが出来ました。
 
2.ピカソ静物-パレット・燭台・ミノタウロスの頭部」
 
ゲルニカの習作の一つであるこの作品を見ると、改めて絵画には作者の意図が込められていると実感しました。
 
ミノタウロスには、性、野蛮、暴力などが象徴され、
書物、パレットには表現行為、すなわち自由な精神が。
その精神が真実であると象徴する蝋燭の光がパレットや書物を照らしている。
 
明暗、色も多く使われ、分かりやすい表現が、初めて美術に触れる方にも分かりやすく楽しさを伝えられる作品だと思いました。
 
3.井上清 無題
 
この方は今回の作品で知ることになりました。
調べると、70年代より画家として活動を始め、現代作家の旗手として国際展に参加し海外からの期待も高く今後に注目が集まっているとのことです。
 
描かれているのは、実際に見た景色でも心象でもない中上氏の中から生まれ描き出された「闇」と「光」。
 
闇の中から光が生まれ、光の表現で輝く金色に魅了されました。
 
自分の内なる考えや感情を表現するということは、数え切れない書物や作品、自分自身が行ってきた体験を整理することで、
形として表現出来るのではないかと考えました。
内から生まれたこの絵画の素晴らしさに脱帽し、新たなる出会いと経験を得ることが出来た展覧会となりました。
 
ちなみに私のスタイリングは、
新作のMー65のセットアップにティノコズマのスタイリングで参戦!
モダンでクリーンな空間に、スタイリングがハマりより楽しむことが出来ました!!
 
もちろん周りからは注目の的でしたよ!!
 
7/20までとなっていますので、九州にお立ち寄りの際は、是非ご覧下さいね!
その後は、福岡店で熱いトークをしましょう!!
 
ガンディンスキー