センスの冒険者


フェイスはいつも真新しい服で身を包み、クールに振る舞う。


こんにちわ、長坂です。


そんなモッズの伝説的な逸話に、
当時フェイスの住む家のゴミ捨て場を、キッズがよく漁っていたという話がある。

そこにはフェイスが一時だけ着た、
お役御免の綺麗な服達が捨てられていたという。



フェイスのフェイスたるクールネスは、ここにある。



例え、

今ある自分が「完璧」だと思えても、
それを次の瞬間には、
発展を阻害する足枷と見なし、
その自らの「完璧」を、
徹底的な破壊にかかるのだ。


僕はそのアティテュードを、
本当に格好いいと思うし、
心底尊敬する。


よっぽど、未来の自分への期待と、
それを用意出来ると信じるに足る、
センスと覚悟があったのだろう。


冒険者は未開の地を怖れず!
といったところか。


最近のブルードレスが、
よくイタリアの製品を入れているのも、
そんなフェイスからの影響もある。


自分が完璧だと思っている世界なんて、いつもちっぽけなもの。


自分の理解の外側、
想像の外側への接近が、
新しい自分を用意してくれるんじゃないかと思う。


ただ新しい物を手に入れるだけじゃなくて、そんな思いでこういった製品をスタイリングに取り入れたい。



今の自分に満足せず、

フェイスのように、
まだ見ぬ自分に期待したい。



※写真は先日は入荷した「Tino cosma/ティノコスマノ」最新ストールとチーフです。