エリザベス・ペイトン展

こんにちは、長坂です。

シド・ヴィシャス」「パティ・スミス」「ピート・ドハーティ」「ジョージア・オキーフ」、、、

こんな名だたるスター達の肖像画を描く画家、「エリザベス・ペイトン」

そんなペイトンの展覧会が品川の原美術館で開催しています。

実は僕も知らない作家だったのですが聞けば、マシュー・バーニー(ビョークの旦那)とも仕事してるような、ビックネームなのだといい、早速見てきました。(ミーハー!)

展示作品はスター以外にも、様々な時代の人物が有名無名問わず油彩で描かれています。

正直はじめ僕は、
あまりに「素っ気ない」&「既にどこかにありそうな具象」で、これ現代作家がやる意義あるの?って感じでしたが、見ていくうちに徐々に徐々に、、、

ポイントはそこじゃなかった!!!!
とヤられてしまいました。

これはもう、どこにもありそうで、どこにもないのです。

アートでなくても、何でもそうですが、例えば僕は服屋なので「シャツなんかどこも一緒でしょ。」みたいな事を言われたりしますが、はっきり言って全然違います。

確かに世の中には、形態も表象も似ているものが溢れているかもしれません。

しかしどんなに似ていても、差異があり、それがそいつの本質を炙り出します。

そこを見て取れないなら、そんな退屈な世界はありませんし、何でも同じに見えるとか狂気ですよ。(これ人間関係とかも同じかと思います)

エリザベス・ペイトンの絵画は、
そんな差違を教えてくれて、本質への渇望を奮い起たせてくれる、生きた表象なのでした〜。

あ、もちろん展覧会の後はブルードレスへゴーでお願いいたします!

「エリザベス ペイトン展」
http://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/EfqidXFuato43SHDrU1Y/?lang=ja