ちょっといい話

こんにちは。
大阪店gold vesselのイズミです。

何年か前の話になるのですが、お店の前の道を工事していてその現場監督の方が挨拶に来た時、「モッズ系のお店なんですか?実は僕も若い頃にモッズブームなんてものがありまして、少しかじっていたのですよ。」と言ってきた。
その方は悪い言い方をするとどうみても普通のオッサン。
いい言い方をしても腰の低い丁寧な現場監督のおじさま。
確かにお店の真ん前を工事するのは困るが、仕方ない事。そんなに話を合わせてくれなくても嫌な顔をしないのに。大変だなぁと思いつつ、その場は話をしていたが数日後、「これ昔買ったやつなんですが、お店のディスプレイにでも使えたら使って下さい。」
と持ってきてくれたのはザ・フー、スモール・フェイセス、マンフレッド・マン、ジョージ・フェイムなどのレコード。
ほんとにモッズかじってたんだ!と言う事はジャムリアルタイムのネオ・モッズ世代?
アニキ、疑ってすみませんでしたと心の中で心の中の非礼を謝りつつ、お礼をいいレコードを見せてもらうと僕が若い頃に出た再発や再発盤もちらほら。
あれっ?と思い監督さんの顔見上げると、監督さん「いや〜十数年前の話なんですけどね。あの頃は僕も痩せてて・・・」
監督さん、少し貫禄がありましたが年は僕のひとつ上で90年代のモッズ・ブームの話だったようです。
重ね重ね心の中で失礼しました。
レコードはあれから数年大事に飾らせて頂いてます。

そして数日前、以前から調子の悪く動いたり止まったりしていたお店のCDプレイヤーがうんともすんとも言わなくなり店内が物凄く静かで寂しくなったので、家からポータブルレコードプレイヤーを持ち込みました。
満を持して登場の監督さんからもらったレコード達。
久しぶりに聞くジョージ・フェイムの格好よさに感動すら覚えました。

意外に大阪店のクールな内装に響く、アナログの丸くて篭った暖かみのある音がいい具合です。

改めて、監督さんありがとうございました。

お客さんの中にはアナログレコードの音を聴いた事がない人も多いと思いましが、是非この機会に一度触れてみて下さい。
いちいちひっくり返す手間隙もなかなかいいものですよ。

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