久々現音アップ
こんにちわ。
渋谷の長坂です。
久々の現代音楽CDのアップ!
79歳のパワフル爺ちゃん、
Francois Bayleの
「camera oscura」
前にも一度紹介したフランスの作曲家ベイルですが、
新たに手に入れた音源が、
めちゃキテたのでご紹介。
タイトルのcamera oscura、直訳で暗いカメラ?
何のこっちゃい?
正しい訳の分かる方御一報下さい。
サウンドはベイル必殺の、
電子音響と具体音をミュージックコンクレート。
個人的にこの二つの音の相互関係には、
「肉体と精神」
「実存とバーチャル」
「アナログとデジタル」
等の二元的問題の告発があると考えています。
今作もオシレーターから出る信号音のような音が持続的にウインウイン鳴ってる中、
ガランとした体育館にピンポン玉の落下音のような具体音響がポンポンなり続き、突然響く人の怒号のような声…。
分かりやすく言うと、まるでアマチュア無線部の部室に、卓球部が遊びに来て調子のって卓球始めちゃったら先生が来て怒られたような、音響が繰り返し続きます。
ベイルさん激しいス。
注目すべきは、
中のブックレットに入っている彼の写真!
なんと背景は日本庭園が!
彼もジョン・ケージよろしく東洋文化への傾倒していた事が見える一コマですが、
もはや音響との関係性の分からなさに自分イマジネーションはパンク寸前です。