侠気溢れるクロンビーコートの着こなし。

全国のブルードレスユーザーの皆様、一週間の御無沙汰でした。

スタッフの押切です。

今回は『マルセイユの決着(おとしまえ)』という比較的新しいフランスのギャング映画のお話をします。

こんなお話です。

1960年代のフランス。大物ギャングであるギュが、刑務所から脱獄したところから、話は始まる。ギュは亡くなった相棒の妻であるマヌーシュのもとへと向かう。ギュが服役している間に暗黒街も様変わりし、仁義はすっかり軽んじられるようになっていた。マヌーシュと二人で国外への逃亡を決意したギュは、そのための資金を得るため、顔役ヴァンチュールが仕切る金塊強奪計画に加わる。一方、パリ市警のブロ警視は、そんなギュの行方を執拗に追い続けていた…。

ギャング映画故に、登場人物も中心となっているのは男。主人公も脱獄に成功した初老ギャング。法律は守らないが、仲間や義理人情、仁義は重んじ、そのためには命さえ賭ける。
主役のギュを演じるダニエル・オートゥイユのパブリックイメージとしては
正直なところ、ギャング役はどうかなぁ?という気持ちが少なからずあった。
しかし、流石に現在のフランス映画界
を代表する役者さんだけあって、
昔気質のギャングを熱演している。
しかも、いつものダニエル・オートゥイユより男っぽく、仲間を売るような汚い行為は絶対に許せず、命よりも男としてのプライドを選ぶという役を自分のものにしているではないか!
アウトローなれど、自分の掟に
厳し過ぎる位、忠実なのは
同じ男からみても惚れ惚れします。
そんなダニエル・オートゥイユ
を意識したい方は、
ウチのクロンビーコートを着て、
男を磨くのも悪くないですよ。