Play chic！！

こんにちは、長坂です。

過去、bluesdressはスーツに関する徹底的なこだわりを持ち、ブランドを展開してきました。

それは1960年代のモッズ・カルチャーに洗礼を受けた僕らにとって、最高の楽しみであり、使命のようなモノでもあります。

今季そんなブルードレスのスーツは、さらなる飛躍を実現する事が出来ました。

写真２枚が今季のスーツです。
カラーはフォーマルの極みブラック、聡明なブルー、華やかさのピンクをご用意致しました。

スーツの基礎たる部分の生地。
まずここには「ＤＯＭＩＮＸ」キッド・モヘアを使用しました。
英式フライヤーにて紡出されたキッド・モへア（生後１年以内のしなやかなモヘア）主体に、配合して仕上げたスーツ地です。
国内最高級の極細番手の仕上がりは、
光沢、吸湿性、発散性、ハリ、コシに優れております。
これは織物にするのに極めてハイレベルな技術が必要で、これにドイツが産んだ低速織機「ションヘル」を使用し織り上げました。

顔立ちはモッズ・スーツの風味を残しつつ、世界の様々な都市のフォーマル・シーンを跨ぐ事が出来るスタイルに仕上がりました。

パターンはタイトさと動きやすさを意識し、入念に追い込みました。

立体的な襟は、幅6cmのナローさでシャープな印象を作り出し、そこから流れていく11cmのボタン距離が裾まで完璧な流れを作ります。

ポケットは緩やかな傾斜を加え、ウエストのシェイプを強調。
開きの抑制ある7cmのサイドベンツにこだわりました。

芯地には毛芯をしっかり使い、より着心地を時間と共に馴染ませていってくれます。

ボタンは本貝と水牛を使用し、クラシックな印象。

裏は台場仕上げ、ハンドステッチ飾り 、変わり裏地を使用し遊び心も加えました。

肩にはクラシックな仕様のロープドショルダーを採用し、男性らしい逆三角形を強調してくれます。

スラックスは控え目のデザインで、ジャケットを完璧に受け止める美しい縦シルエットを魅せてくれます。

そして仕立てには、英国王室御用達ブランドからの信頼を得ている、日本の職人の方々に本当に丁寧に仕上げて頂きました。その仕事は尊敬の一言です。

本当に素晴らしいスーツだと自負しております。
是非この機会に改めてフォーマルを楽しんで頂けたら幸いです。