言いたい事の、ほんの一部ですが、

こんにちは。

最近ブログもバタバタしてる日々のため、
アイテム写真をサラサラ投稿させていただいていますが、実は毎回ホントは語りたい事ばかりです。

とはいえ説明的すぎるのは野暮かと、
いつも都会人ぶってる長坂です。

しかし!
今日はやはり最低限ここは見て欲しい!ってポイントをちょっと矢印指してみました。

格ゲーの難しいコマンドみたいな画面になってしまいましたが、お付き合いください。

1、ネクタイの結びはあえてノー・ディンプル。レジメンタルの柄を殺さないこだわりがここに!(これについは先週の投稿をご覧下さい)

2、「スーツは首で着る」なんて言葉があるように、この首から肩にかけて弓形にコンケーブした美しいラインがとても大切。
この湾曲がスーツの立体感を強調します。
実は毎回一番見て欲しいポイント!

3、崩しTVフォールドで入れたチーフの玄人さに目がいきますが、このチーフの膨らみを助けるようにブルードレスの胸ポケットは、ふくよかに縫われています。これ職人技!

4、レジメンタルの方向の対称に入っている織りがポイント。よく見なきゃわからないけどネクタイに深みが出てます。

5、生地目の粗めなベストを、カシミアのスーツにあえてあわせて、強烈なコントラストを出しています。生地感をずらす事で生きた動きを出します。
このあたりが着こなせてる感じにみせるポイント!

6、銀製のタイバーはベストの谷に、レジメンタルを殺さぬよう然り気無く。
見えてる部分は2cmだけ。

7、丁寧な湿度のコントロールまで行い、毛芯を高い技術力でハ刺し処理したこの胸元。
スーツの命はまさにこの立体感。
着ると着用者にスーツがついてくる!

8、毛芯の効果はこちらも同じく、段返りの襟に生まれる立体感が美しい!
空気を含んだような折り目が見所!

9、ゴージはかなり高め。
フィッシュマウスも小振りで上襟と下襟が滑らかに繋がります。
深く入ってくVラインの落ち方がカッコいい!

10、タイのノットと剣襟のバランスが、おおよそ半々で埋まると今作のスーツはバランス良い感じ。
スタイリングの狙う印象によってここはいつも自由な発想で。

11、ブルードレスの昨年作ったシーアイランド・コットンの襟はビミョーに浮きが出るように制作しています。
鋭角な先端と、うっすら生まれる襟の影がシャープさのポイント!

12、シャツの襟腰は1.3cmで、後ろ姿から覗くシャツの出方は抑えめ。
このあたりの端正なまとまりはモッズらしいとこ。

てな感じで、
写真内の語りたいポイントの1/3半分位は書きましたが、やっぱり説明しすぎると野暮いですね笑

このスクリューパイルドライバーのコマンドみたいな話しの続きを聞きに、
ブルードレスに来てくれる人毎日募集してますので、どうぞよろしくお願い致します。