$13,522,500-

とは近年著名なオークションにおいて、ジャン=ミシェル・バスキアの作品「BOXER」につけられた価格。その額なんと1,352万ドル(約12億8千万円)w(゚o゚*)wバスキアはその生涯を映画『バスキア』として製作され死後もその生涯と作品は注目を集める天才アーティストです。

そんな天才アーティストの作品がなんとTシャツになって登場します!
今回は同じく80年代を代表するアーティスト、ケニー・シャーフのプリントも併せて、完全限定販売!

80年代からのTシャツには「Animal Earth Forest Love」のように単語が並列される事で環境問題を訴えるような記号的メッセージを含んでいました。これこそが80年代のアートであり、バスキアやシャーフもこの表現法を使い数々の名作を生み出してきました。

今、環境問題は当時より更なる深刻さを増してきました。アメリカ初の黒人大統領の誕生による根強い人種差別に対する関心もまた高まりつつあります。このことは80年代がファッションにおいても顧みられる要因ともいえるでしょう。
今こそアートTシャツを着て街にメッセージを!

ケニー=シャーフ FARMACON90 Tシャツ
size S,L/color White/price ¥5,500-

Sサイズは女性の方にぴったり(o^∇^o)

[:lrft]
バスキア FARMACON 90 Tシャツ(BL裸体青)
size L/color White/price ¥5,500-


バスキア FARMACON 90 Tシャツ(RDガイコツ赤)
size L/color White/price ¥5,500-

複製と芸術のシンボル、Tシャツ
近代のある瞬間、アートの価値に変化が起こった。
いや、アートだけではない、多くの物事において、価値の変化が起こった。

それは複製技術の発達と普及によるものだった。
それまでの世界では、
全ての出来事が2度起こる事は無く、
皆1度きりである事を意識して、刹那に生きていた。

写真機の登場で、同じ絵を何枚でも容易に複製する事が可能となり、
タイプライターの登場で、誰しもが同じ字体で文章を書く事が可能となった。

映写機の登場で、誰しもが同じ物語を、
同じ語り部で楽しむ事が可能となり、レコードの登場で、1度きりしか演奏されなかった曲も、永遠に楽しめる事となった。

そしてアートは、複製技術の成果である、
コピーの登場と、
複製技術の加速器マスメディアの台頭により、
1つの作品を写真機で複製し、輪転機で複写し、
ブラウン管で再表現することで、原画を裸眼で、
あるいは眼鏡やコンタクトレンズを通して見る事無く、感じる事が可能になってしまった。

モナリザが有名なのは、
その絵が素晴しいからなのではなく、
その絵が何度と、
新聞、テレビ、メディア、教科書、広告によって、
複製され複写され解説されてきた為に、
認知されているだけなのだ。

解説がされていない絵には、何一つ価値がなく、誰にも評価はされない。著者の経歴や賞罰が、複製技術により、明示し提示し掲示された絵にのみ、評価が下されるのである。

1980年代。ジャン=ミッシェル=バスキアとケニー=シャーフは、現代まで続く複製時代の中期に突如、現れた。

バスキアは、複製技術をもってしても消えずに残る「人種差別」を、

シャーフは、複製技術の産物の1つである「カートゥーン」を、

それぞれモチーフに、次々に絵を発表していった。

当時のアートは、一人の画家が昨日と今日で、画風がまるで異なる絵を描き上げるということが、平然と起こる様な、複製技術に浸かった時代だった。音楽の世界でも、New Wave と呼ばれる、過去のかたちを、
焼き直した音楽が次々に、生産されていった。

複製に終わりは見えない。

人種差別へ対する感情を含む、バスキアの脳の内容物と、

複製技術から大衆文化の1つになった、カートゥーンを、選民芸術に取り入れようとする、シャーフの脳の内容物は、

彼らの手を通しキャンパスへ複製され、
キャンパスに向けられたカメラレンズを通し、
フィルムへ二人の絵が複製され、
フィルムから特殊技師の腕によって、
Tシャツの表面へ複製され、
そして最後に、Tシャツの表面に向けられた目から、
私の脳へ、やっと、彼らの絵が複製された。

複製された事を、意識して彼の絵を、脳に感じると、
彼らの脳の内容物が、直に、
私の脳の内容物と接触を試み、こう判断を下す。
    この複製品を身につけてみたいと。

複製の時代は終わる気配がないが、彼らの感情もまた、その恩恵を受けて消え失せる事は無い。