モダン出張

こんにちは!

大阪店ゴールドベゼルのイズミです。

先日の火曜日、水曜日と出張で東京に行った際、東京国立近代美術館ジャクソン・ポロック展が開催されていたので足を運んできました。


アクション・ペインティングで有名なポロックですが、
ネイティヴ・アメリカンに影響を受けた初期作品からドローイング、晩年のブラック・ポーリングまで充実した内容で、流れや変化、意図や癖まで理解した気になれる素晴らしい展覧会でした。
しかし、やはりメインは評価額200億円の[インディアンレッドの地の壁画]。
何度も本で見たこの作品を目の当たりにした瞬間、大袈裟でなく体が震えました。
ちょっと違うかも知れませんが、ノーザンソウルのスーパーレアなレコード、例えば世界に二枚しかなく300万円は下らないと言われるFRANK WILSONのDO I LOVE YOUのオリジナル盤をクラブで聴いたり、
観れるとは思っていなかった60年代の伝説のバンドのライブをオリジナルメンバーで観たような気分でしょうか?
ちょっと違う気もしますが、ポロックも音楽を聴くように絵を楽しんで欲しいと言っていますし、とにかく感動したって事で。

そして翌日は国立新美術館で開催されているセザンヌ展へ。



ん?何しに東京に行ったんだ?
って声が聴こえてきそうですが、
こんな素晴らしい展覧会はそうないのでこの機会にモダンを学ばせて頂きました。
一見、古典的な西洋絵画に見え隠れするモダニズム
近代生活の情景より、絵画そのものの近代性にこだわるセザンヌチラリズム的な感じでした。(すみません)
また私は一つのりんごでパリを驚かせたいと言うセザンヌの言葉も絵同様に痺れました。

と、バタバタとしながらも非常に刺激的な東京出張でした。
どちらの展覧会も本当に素晴らしいので東京近郊の方はもちろん、遠方の方にも自信を持ってオススメ致します。