ジェームス・コバーンのギンガムチェックシャツ

こんにちは。スタッフの押切です。
今回は『シャレード』という作品の
お話をします。ストーリーは、
ジーナは友人とのスキー旅行の途中で離婚を決意するが、帰宅すると夫は死んでいた。さらに、夫が戦時中に3人の男と軍資金を横領したあげく、仲間をだましていた事実が発覚する。3人から脅迫を受けるはめになったレジーナは、旅行で知り合ったピーターに助けを求めるが……。
タイトルのシャレードの意味、
「謎解きゲーム」だけあって、まさに謎の連続で観る人をテンポ良く煙に巻いてくれて、引き込まれる。そして、結末も…。
僕が気になったのは、ヘップバーンを
脅迫する3人組の男達の一人を演じた
ジェームス・コバーンなのです。
ヘップバーンを電話ボックスに追い詰め、マッチ棒を擦り、一本一本、
ヘップバーンの足元に落とす場面は
みていて、自分がされている様な
気分に陥る威圧感がつたわってくるのだ。ジェームス・コバーンは長身に長い手足が大変印象が強く、着ているオリーブのコーデュロイスーツにギンガムチェックシャツに黒ニットタイという
着こなしがとてもスクリーン映えし、
脇役陣の中でも、寡黙ながらも
一番光っていたキャラクターといえる。
コーデュロイスーツにギンガムチェックシャツの熟れた着こなしは
ハリウッドスター多しといえど、
ジェームス・コバーンの様に自分の
スタイルにできた人を僕はちょっと
思い出せない。ギンガムチェックシャツをスーツのインナーに着せたスタイルと
言われると僕はこの映画でのジェームス・コバーンを思い出すほどだ。
それだけ、ジェームス・コバーン
着こなし方が印象深かったのだ。
悪役ながらも、子供の前で拳銃を
指でくるりとまわすサービスシーンも
あったりして、ただのイヤな悪役
でないのもキャラクターの為せるワザだろう。ジェームス・コバーンの様に
懐深い男を意識する方に
ウチのギンガムチェックシャツを
おすすめします。