和洋折衷なモダニズム!

こんにちは、長坂です。

先日、金沢店出張に行ってきたのですがやはり金沢は素晴らしい所でした!

とにかく蟹が旨すぎました。

もちろん仕事もしましたよ(^^;

そしてブルードレスの新作カーディガンが、そんな金沢にこの春行かせちゃいます!

やはりカーディガンほど旅を助けてくれるアイテムもありません。
品を保ちつつ、アクティブな移動の出先を満喫するにふさわしい出来映えになりました。

ハウンド・トゥース柄をさりげなく使った生地。
その名の通りそれは「犬の牙」を模したイギリスでは伝統的な柄です。
起源はスコットランドローランド地方で、もともとスコットランドの氏族の中立性を識別するために生まれたと言われています。
ちなみに紳士のたしなみ「ハンティング」にも牙のイメージ、猟犬は大切なパートナーとして付き物。
そんなとこも相まってか、まさにハウンドトゥースは紳士の王道とも言える柄なのです。

非常に落ち着いた印象のこのカーディガンは、古都金沢の武家屋敷や茶屋街にもピッタリ。

戦国大名前田家の残した日本三大庭園「兼六園」もこれから桜色。
このカーディガンが丘の上で風を気持ちよく柔らかに受け止めてくれます。

そして話題の21世紀美術館は最高の見処として言わずもがな。
カーディガンで知的に作品鑑賞を堪能出来るでしょう。

しかしこのカーディガンの真の見せ場であり、
金沢屈指最高の裏スポットはここをおいて他にはないでしょう。

鈴木大拙館」

金沢が生んだ日本を代表する仏教学者「鈴木大拙」の資料館であり、
彼の「禅」思想を空間で体験するような
クールな館が金沢市内にあるのです。

これは現地の方々でも実はご存知無い位にマニアック!
こんな知的なカーディガンで行ったら既に雰囲気が哲学してます!

鈴木大拙は世界に先駆けて「禅」を英文で紹介した人物。
ヨーロッパの知識人や芸術家に衝撃を与え沢山のフォロワーを生みました。

まさにモダニズムの一端に入り込んだオリエンタリズム「ZEN」

僕の大好きな現代音楽家ジョン・ケージ」は禅思想に強い感銘を受け大拙に弟子入りしようと考えた位だったといいます。

東洋と西洋の考え方は違うからこそ、強く引き合うのでしょう。

ハウンドトゥースも昔から日本では鳥が飛び立つ様に見える事から「千鳥格子」と呼び使われて来ました。
価値観が違うと、同じ柄でも違う物に見えてしまうのも面白いですね。

ブルードレスのカーディガンは鈴木大拙の美意識と共に美しくこの現場にハマります。

そしてトドメはこの建物、実は日本を代表するモダニズム建築家「谷口吉生」率いる谷口建築設計研究所が手掛けたのだから驚き!
谷口吉生といえばニューヨーク近代美術館新館で世界的知名度の建築家。
そんなレベルの空間が金沢にはサラリとあっちゃうのだから流石!

館内は禅思想を表すような静けさで、その空気感とリズム体験は圧巻です。
「思索空間」なんて部屋も設けられていて、品あるリラックス感のカーディガンはここでこそ美しく役割を果たすでしょう!!

深く思索するその瞬間がブルードレスの本望です!!

和洋折衷はまさにモダニズム!!
深く深く美意識を潜るブルードレスと鈴木大拙が待ってます!