仕草の為にあり!


こんにちは、長坂です。

「時計は仕草の為にあり!」

いきなりの何のこっちゃい?ですが、

まずこの写真の手元をご覧下さい。

何だか左手に見えるレザーブレスレットらしきアイテム。

これ実は時計!

何も驚く事でもないようですが、
このハタチそこそこの頃のN坂の写真。
特筆すべきは女性の様に、時計を内巻きにしているので文字盤が外に見えていないという事なのです!!

え?ナゼ?女性巻き!?
なんかいろんな意味で意味深に見えてしまいますが、これには重要なワケが!

当時まだまだモッズのモの字もよく分かっていなかった僕は、「Whisky a go go」で先輩のモッズに色々と質問したり、
様々にモッズの事が書かれている文章を読んでは、オリジナルモッズのこだわりを学んでいました。

そんなある時、
「モッズは時計をわざと内巻きにしていた。」
という話を聞き知りビックリ!

そしてそれはモッズの聖典リチャード・バーンズ著/Mods!」
の中にも書き記されている事を知り、ビックリのダブルパンチで、
それをやりたいが為に即行で時計を買いに行ったワケです。

意気揚々と内巻きをしてスタイリングをすると、やはり時計を見る仕草をする時に突っ込まれる、突っ込まれる。

その驚きの突っ込みにクールを気取って、「大した問題じゃないよ。」とか言って答えを用意して返答してた自分がクールだったか、どうかは、もはやだいぶよく分かりませんが(笑)

しかし、そうなのです!
もう時間などどうでもよく、ただこの仕草をしたいが為だけに時計が存在していたのです。

例えば007の主役ジェームス・ボンドが実は婦人向けの銃ベレッタを使うように、 男性が選択肢に女性的要素を持ち込むのは、そこに特有のセクシーさを感じます。



新しくタテオシアンから到着した時計も、僕は久々に内巻きでスタイリングしたいところです。
もちろんセクシーを増幅するカフスボタンも絶対に欠かせませんよ!!