「点が線になって、線が面になって、面が形になる。」

こんにちわ、長坂です。

最近ブルードレスを多方面でご使用頂く機会が増えてきています。

先週は舞台演劇専門誌「DANCE SQUARE」で、
若手ダンスグループ「ふぉ〜ゆ〜」にブルードレスを着用して頂きました。

表紙のスタイリングにも使って頂きとても有り難い事です。
スタイリストの柴田さん、本当にありがとうございます!

「点が線になって、線が面になって、面が形になる。」

といった具合で最近、続けてきた事が何だか色んな方面で、少しずつ形に見えてきているような気がします。

それは素直に嬉しい事です。

ただやっぱり、ここで今まで以上に大切に感じるのが、その元となる「点」たる、お店での日々。

当然、ファッションの現場は毎日話し、毎日スタイリングをするわけです。

そんな日常の中で、ファッションを通して起きる、喜びや驚きや笑顔は「もうこれだけがあればいいや!」なんて思える位に、感動の温度ってのはとても人懐っこくて、僕を毎日熱くします。

そんな日々が大きな何かの形になっていくのなら、それは本望かなと。

そんな僕の感動の「点」たる日々。
ブルードレス渋谷店に来ると、最近は以下の話を無理矢理聞かさせます。

ピエール・ブーレーズの怒りっぷり
先日はお亡くなりになられた、フランスの大音楽家ブーレーズ
京都国際会館へ講演を聞きに言って、「あなた方は何も聞こえていない。」的な過激な発言を貰い、出待ち&ここでは書けない話しまでを語ります。
偉大な前衛!

○フリオ・ゴンザレスのダフネ
先日世田谷美術館で見てから、もう夢中です。
素材の選択の意味やその加工。
空間と物質の関係についてのあれやこれや・・・
世田谷美術館の用賀駅からの道順の難しさについて。

西脇順三郎の旅人帰らず
いちいちカッコいい詩人、西脇のいちいちカッコいいその良さを、読まされます。
利害や、損得の無い、信用出来る本当の言葉に、上がる上がる!

といった感じで何屋なのか良く分からない内容ですが、これがファッションの現場がやらねばならない、そしてやりたい、発展する美意識への日々。

もちろんファッションを絡めて話しますので、その辺はご安心を。

服は沢山の機能を担いますが、ファッションの本質たるは、そのモノ自体には無く、未来へのテコ入れ。

ファッションという時間に洗われて、洗練していく未来が、僕は楽しみなのです。