ショートポイントの誘惑

こんにちは。
渋谷の長坂です。

まだまだ寒さはこれからですが、
渋谷のファッション街は早くもちらほら春物がディスプレイされだしています。

ブルードレスも昨日春物の新作シャツが到着したばかりですが、
非常にイカした仕上がりになりました。

シャツの良し悪しポイントは、
生地も仕立てもシルエットももちろんですが、
ここで語らせてもらうは襟元の『顔立ち』。
ブルードレスのルーツにある1960年代ロンドンのモッズ・カルチャー的には、
ボタンダウンカラーやロングポイントカラーなんかがすぐに頭に浮かびますが、
もう一つの定番がショートポイントカラー。

名前の通り襟の長さを短めに仕上げたタイプがこれ。

リチャード・バーンズ著「Mods!」の中でも登場のモッズ達の着こなしが確認出来ますし、

モッズの流れを汲んだ60年代のビート・グループのジャケット写真の中でも非常に多用されています。

イギリスといえばモッズに限らず、
007のジェームス・ボンドのVゾーンにも登場してきて、
この当時の流行ぶりが伺えます。

ブルードレスは今回この襟を5cmで仕上げました。

コンパクトに仕上がった顔立ちは、
徹底したソリッド。

ニートネスなVゾーンはモッズスタイルの醍醐味であり真骨頂とも言えます。


いつもと違う顔立ちで早くも春の準備スタート!?